ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

【宙組】『王家に捧ぐ歌』(2015)感想 その1


エジプトと敵対するエチオピアは、ラダメス将軍率いるエジプト軍によってまさに崩壊状態に陥っていた。しかし捕らわれた王女アイーダにラダメスは心惹かれ、彼女を助けるために許婚のアムネリスの侍女とする。最初は敵国の将軍であるラダメスの求愛に反発していたアイーダだったが、すべてを賭けて愛を貫く彼を次第に受け入れていくようになる。しかし、二人の関係を知ったエジプト国王やアムネリスが、当然それを許すわけはなく……。
★6月30日 15時公演 2階10列

改めて、朝夏まなとさんトップ就任おめでとうございます!

私は花組贔屓だからか、現在の宙組コンビが大好きで、お二人の恋愛物が観れるのを楽しみにしていました。
特に、今回みりおんはタイトルロール!
しかもお得意の歌がたくさんあると聞いていたので、期待度MAXでの観劇でした。

予習が必要?

まず、観終わってから感じたのは「予習しておけばよかった〜」ということです。

  • どうやってラダメスとアイーダは出会ったのだろう?
  • ラダメスがアイーダに心惹かれる場面は?
  • アイーダってアムネリスの侍女だったんだ…!
など、少しついていけない場面がありました。
ていうか、私があらすじを読んでいればよかった話かもしれないですね。

コーラスが凄い!

前公演のグスタフ*1も観劇したのですが、なぜかコーラスが上手いことには気付くことができませんでした…(2回目の観劇だったから?)
今公演は本当に素晴らしかった。

やはり特筆すべきは、1幕終わりの「世界に求む」。
まぁ様の声と、宙組のコーラスが合わさる声の厚みに感動!
本当にこの部分は耳にする価値大です。

そして、コーラスは量より質なのだということを学びました。
つまり、音量よりどれだけ1つのパートとして聴かせられるかが大事だということです。

宙組のコーラスは、「質」の部分が他の組と比べて抜きん出ていると感じます。
それはコーラスの入りから切りまで、ハーモニーが聴こえたからです。

楽器でもそうなんですけど、ハーモニーって入りと切りがすごく大切なんです。
初めから最後まで和音ができているか。
特に和音は様々な音で構成されているので、どのパートも欠かせない。

その中で、宙組のコーラスは、入り・切りのタイミング、そして和音のハーモニーの美しさが素晴らしかった。
やっぱり宝塚歌劇団なので、歌が素晴らしいと満足感が増しますね。

長くなりそうなので、次に続きます!