ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

オケ×娯楽、吹奏楽×軍隊。

    先日、友人と「オケと吹奏楽の違い」について、4時間くらい話していた。そこで気付いたことを、改めて自分の中で消化し、書き記す。

http://www.flickr.com/photos/99447778@N00/390534244

photo by Jesse Kruger

  今回、強調したいのは「吹奏楽と軍隊との関わり」である。自分自身、オケを始めても、吹奏楽とは違うもやもやした気持ちがあった。でも、双方の生まれに注目すると、違いが改めてはっきりした。

歴史に注目!

1.オーケストラの歴史
 オーケストラの語源は、古代ギリシャの円形劇場の舞台上で、楽器奏者とダンサーに割り当てられたスペース(舞台の前の方)がオルケストラと呼ばれていましたが、その後、この場所に配置される音楽集団がこの名称で呼ばれるようになり、このオルケストラがオーケストラの語源だと言われています。*1
2.吹奏楽の歴史
    吹奏楽のそのそのもの歴史は軍隊用の音楽,すなわち軍楽に由来します。軍楽隊の歴史は,古くギリシャにまでさかのぼるのですが,前線で兵士の士気を鼓舞するという軍楽隊の第一の目的に優れていたのがトルコの軍楽隊でした(トルコ軍楽に影響を受けて作曲されたのが,有名なトルコ行進曲」です)*2

それぞれの違いについて

1.指揮を見る頻度
    頻度については、吹奏楽の方が多い。

   オケが指揮を見る頻度が低い理由は、指揮者のテンポに合わせることも大事だが、それよりもメロディーを吹いている人で合わせることが重視されているそうだ。また、「コンサートマスター*3の存在も大きい。コンマスがやはりオケの要であり、実際に演奏を引っ張っていく存在であると思う。

    それに対し、吹奏楽は、指揮者が全て。奏者は指揮者に合わせるので、ある程度練習を重ねると、楽譜を覚えてしまいずっと前を見ている人が増えてくる。特にこの現象が顕著なのが、中高生である。

2.部活の様子
    個人的な体験談なので、各々感じることは違うと思うけれど、ご了承ください。私は、吹奏楽の方が厳しいと感じた。

    それは、やはり吹奏楽が中学校や高校の部活として浸透しているからであると思う。学生時代の部活は、顧問の先生がいて、中学生は特に反論する術を知らない。そのため、先生に従う以外の方法はほとんどなく、吹奏楽はそういうものだと脳にインプットされてしまうのではないだろうか。

最後に。

     改めて考えて見た両者の違い。やはり歴史は大事であることを感じる。そして、私はオケも吹奏楽も好きなので、この内容を踏まえて、両者をこれからも楽しんでいきたい。