ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

ナイトスクープの人気の秘密を考える。

    関西で人気の番組と言えば…そう!『探偵ナイトスクープ』です。でも今は全国区になりましたね!今回の記事は、ナイトスクープの放送から「番組が人気であり続ける理由」を書いていこうと思います。

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photo by Chris Piascik

「家電大好き少年」の回について

   2015年10月23日の放送で、「家電大好き少年」が出演していた回があった。その回に出演していた男の子は、家電が大好きで、サンタさんからのプレゼントにも家電をもらったらしい。そして、お店に行くと、店員さん顔負けの知識を披露。

    そんな彼は、家電の中でも「ルンバ」が1番好きなようだ。そして、取材日の翌日がルンバの新製品の発表日だった。そこで、急遽(本当に急遽なのかは不明)製品発表会に参加することができ、CEOと話すことができ、最後には新製品のルンバをもらった、という回。

    この回を通して、私自身は番組が持つ考え方に、人気であり続ける理由があるのではないか、という風に考えた。

人気の理由とは…?

    この番組の基本は、「依頼者のお願いに応える」ということである。それは小ネタになったり、はたまた感動作品になったりする。つまり、この番組が担っていることは「夢を叶える」お手伝いをする、ということ。

    それだけなら、特番の番組やチャリティー番組でもあることだ。ナイトスクープにしかないものとは何だろうか。それは「依頼に応える」というシンプルな考え方、そこから派生して、ジャンルを問わないことであることだ。

◾︎「依頼に応える」
    シンプルな考え方だが、ここで注目したいのが、「視聴者が番組製作に参加できる」という点である。もちろん、観覧や、お笑いの大会で点数を付けることで、番組に参加できる。しかし、ここまで番組製作に関わることのできる番組は少ないと感じる。

    視聴者が依頼をすることでのメリットは、この2つではないだろうか。
①まずテレビに出演した方の周りざテレビに出る→視聴率が上がる
②視聴者が見ることで、ある程度の共感が得られる

    また、「夢を叶える」という点も非常に大事な点だ。ただ、視聴者が参加すればいい番組にあるわけではなくて、叶えるまで、依頼者や探偵の方が悩んで解決する姿は、時には勇気を与えることもあると考える。

◾︎ジャンルを問わないこと
    例えばチャリティー番組なら、ジャンルは病気などのドラマをよく見る。そこでまずジャンルが限られてしまう。また、私にとってチャリティー番組は「お涙頂戴」感がプンプンする。社会に貢献している様子は分かるのだけど、少しヤラセ感が出ていると感じる。

   それに対し、ナイトスクープはもちろん視聴率とか様々な問題があると思うのだけど、あくまで依頼者の依頼に応えるという考えの元、ノンジャンルで依頼を解決するというシンプルな考えがある。だからこそ、番組の幅も出る。小ネタ集だったり、はたまた超感動作品など。

最後に。

    余談だが、私が放映された中で一番印象的だった回は、「ガオーさん」の回。あと、最近の京大生に告白する回も面白かった!これからも笑い、そして感動を届けてくれることを祈っている。