【雪組】『ローマの休日』(2016) 感想 〜雪組娘役ダンサーがすごい!
雪組公演『ローマの休日』観劇してきました!束の間の、甘酸っぱいラブストーリーはトップコンビにぴったりで、幸せを与えてくれる作品でした。
★8月13日 16時30分 梅田芸術劇場メインホール 3階1列
■映画版と舞台版の違い
この作品は、名作と言われている『ローマの休日』の舞台版である。私は事前に映画を見ていたのだが、やはり違う点がいくつかあった。
その中でも、舞台版で特徴的だったのは、ジョーとアーニャを「自由を求めている人物」として重点的に描いているところである。
特にジョー。歌の中で、「アメリカに行きたい」という歌詞があったり、実際アーニャのスクープ記事を売ったお金でアメリカに行こう、と言っているのがすごく特徴的だった。
■アン王女の品格
「気品ある女性」を演じたらピカイチだと感じた、咲妃みゆさん。王宮から抜け出して、1日を過ごす場面でも、品が失われない。
王女はお辞儀をしない。袖にはける時も絶対に頭をかがめていなかったのがすごく特徴的だった。
■小芝居、そしてダンス
この作品は役が少ないため、後ろで行われている小芝居にとても目が行ってしまう。
ジェラート屋さん(桜路薫さん)だったり、カフェの店員(透真かずきさん)だったり、カフェの客(朝風れいさん)。主要な登場人物ではないが、すごく楽しませてくれた。
そして特筆すべきは羽織夕夏さん!!!新聞社の場面で「あのキレッキレダンスは誰!?しかも紫のスーツで色っぽい!!」と私はオペラグラスを離せなかった。
それからというもの、出てくる度に探してしまい、次回のショーが楽しみ。沙月-笙乃-羽織の雪組娘役ダンサー*1に今後とも目が離せない!
■あとがき
甘酸っぱいローマの休日、見ているだけで心がほっこりさせてくれる作品でした。
*1:沙月愛奈さん、笙乃茅桜さん、羽織夕夏さん