あけましておめでとうございます。新年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、月組『グランドホテル/カルーセル輪舞曲』観劇しました!新しい月組、新年の公演。新しい月組の始まりを観れたことを幸運に思います。
★1月2日 15時 2階13列
私は昨年に別演出の『グランドホテル』を観劇していた。そのため話の大筋は分かっていたけど、今回の作品は脳内補完がしながら観劇していた。
しかし、その代わりに医師役の夏美ようさんの台詞がストーリーテラーの役割を果たしていた。詰まるところは、「人生はメリーゴーランドのように回っていく」ということ。その中で、人が死に、生まれ、進んでいくということなのだと感じた。
■月組だからこそ!の作品
このような群像劇は、5組の中で月組が一番だと感じている。というのは、『1789』然り、個々の芝居力が月組は本当、素晴らしい。今回はメインキャストの方以外はほとんど動く背景だ。
しかし、その中でもホテルの客として、お芝居されたり、従業員がグラスを持つ仕草だったり、これからお芝居がどんどん研ぎ澄まされていくのだろうと感じる。
また、プロローグの大人数での回転扉から出てきて、椅子を持って、という大きな動きは素晴らしかった。ホテルという舞台は大劇場という豪華絢爛な場所にぴったりだと感じたし、そこでの総動員での動きは圧巻。
■キャストについて
〜愛され男爵!珠城りょうさん
やっぱり珠城りょうさんは「男」だった。特に愛希れいかさんとの暗転場面。おそらく服を畳んでるのかな?そういう几帳面なところもかっこいい。男らしくて、でも優しくて。そりゃオットーも(お金を盗まれたと知りながら)お金渡すし、グルシンスカヤも、フレムシェンも好きになるよね。
■あとがき
新年公演、まさにどんどん変化し続ける舞台だと感じる。宝塚らしい豪華絢爛さと、観客に演出を考えさせるような内容。内容は正直子供から大人まで、という内容ではないが、あれこれ考えたい方にとってはぴったりの舞台。