ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

【星組】『Bouquet de TAKARAZUKA』(2017)感想~スペインの場面はやっぱり最高!

 

続いてはレビュー『Bouquet de TAKARAZUKA』感想です。

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今年は『モン・パリ』上演から90周年らしい。タイトルを見たとき、「分からない曲ばかりだったらどうしよう…」と不安があったけれど、ポピュラー・宝塚のスタンダードな曲が多くて、年代問わず楽しめるレビュー作品だと感じた。

 

■大好きな「スペイン」

作品の中では、パリやアメリカ、スペイン、そして宝塚など様々な地での場面がある。その中でも大好きなのがスペイン!!やっぱりスパニッシュな音楽は最高。私は元々スペインのフラメンコで流れるような音楽が好きなのだけれど、それに合わせて宝塚の娘役さんがかっこよく踊るのが大好きなのである。

今回のスペイン場面の娘役のセンターは綺咲愛里さん。あーちゃん(綺咲愛里さん)を巡り、紅ゆずるさんと礼真琴さんが取り合う中で、あの長いドレスを使って魅力的に踊るのがとてもかっこよかった。そしてお団子キャップの毎度ながら非常に繊細。この場面、最後あーちゃんが紅さんを憂うような目で見て去る。そこもまたかっこいい。

 

■「歌」の力

ショーを通しては、礼真琴さんと天彩峰里さんがとても印象的だった。

~礼真琴さん

歌、ダンス、何でも来い!(イメージ)なショースター。二番手になってまだ日もそんなに経っていないのに、一人であの大劇場をご自身の空間にされている点が本当にすごい。

~天彩峰里さん

エトワールがほんっとうに素晴らしかった!クリアで美しい歌声。宙組に行ってもどんどん活躍してほしい。もっと歌っている姿が見たいです。

 

■あとがき

レビュー90周年記念作品であるこの作品。『モン・パリ』も『セ・マニフィーク』もやっぱり聞くと名曲。ただ、そのままのアレンジの他にも、色々な新しいアレンジで聞いてみたいな、と思った。また、こうして宝塚の歴史をちょっぴりでも垣間見れることは、なんだか歴史を見ているようで、これからも応援していきたい。