雪組公演『幕末太陽傳/Dramatic "S"!』観劇しました。今記事はお芝居の『幕末太陽傳』の感想です。
★5月4日 15時 2階13列 宝塚大劇場
■女郎vs女郎!
日本物をたくさん演じられている雪組。『るろうに剣心』『星逢一夜』などで、太夫・夜鷹など、たくさん夜の世界で働く女性を観劇してきた。今回の娘役さんたち演じる女郎は、何と言ってもコミカル!意思が強い!!
やっぱりゆうみちゃん(咲妃みゆさん)は本当にお芝居が素晴らしくて、どんな役でも品がある役作りをされている。ゆうみちゃん演じるおそめは、昔はお店でトップだったけれど、落ちぶれてしまった、という設定。それでも自分の意思を貫く、というところが男前!
そして見逃せないのが星乃あんりさん演じるこはるとのバトルシーン!娘役さんが好きな私としては、見逃せない。特にあんりちゃんはおしとやかなイメージがあるから、こはるのような負けん気強い女性が似合うとはびっくり。最後に大きな印象を残してくれた。
■人情味溢れる佐平次
そして作品に欠かせない、居残り佐平次ことちぎさん。作品がオムニバス形式になっているため、一貫して主人公の力がかなり重要になってくる作品であると感じた。
初めはコミカルに、お酒を飲んで楽しんで、という様子であったが、次第に人望を集めていく。そして病気を患っている、というシリアスな設定も。そこをちぎさんは面白おかしく、人情味あふれるように演じられていた。
■あとがき
人情味溢れるあったかいお話だった。また、組子の皆様がみんなそれぞれ出番があるのがすごく嬉しかった。