ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

【漫画】『マリーマリーマリー』〜リタ森田の、尊重し合える関係最高!

久しぶりに、どストライクな漫画に出会いました。勝田文さんの、『マリーマリーマリー』という漫画です。その魅力について語ります!

マリーマリーマリー 4 (マーガレットコミックス)

■1コマずつ、額縁に飾りたくなる絵

まずは、「絵」について。上では、私が一番好きな4巻の表紙を貼りました。ほんっとうに絵がポップで、おしゃれで、何回見ても飽きない。また、リタの愛車ミニについても、作者の勝田文さんがすごく愛情を持って描いていらっしゃる。

■リタ&森田の関係性

ずばり、お互いを尊重する関係性。これができるようで、なかなかできないからこそ、夢見るんだよなぁ。

主人公の夫、森田は、ギタリストとして全国を津々浦々と活動している。だから、急に「ちょっとツアーで家空けるから〜」みたいなこともよくある設定。そして安定した収入は、おそらくない。それらを踏まえ、友達に森田との結婚を止められるリタ。それでも、森田にもう惚れちゃったから、引き返せない。

1巻途中、リタは初めて森田のライブを見る。そこで見る、幸せそうな顔。あんな風に、パートナーに惚れられること、なんて幸せなんだろう。すごく羨ましかった。「知らない」って、時に魅力になるんだと感じた。

そして森田も、リタの仕事ぶりから彼女に惹かれる。漫画の中の描写では、リタは鍼という治療法で、森田は音楽という治療法で、周りの人を治療し、幸せにする。その点からも、二人はお互いを補い合い、尊重している。

■まとめ

「結婚っていいなぁ」、「人の繋がりっていいなぁ」そう思える漫画。もちろん、リタと森田みたいに上手くいかないことの方が多いかもしれない。でも、お互いに補い合って、尊重し合える関係性が、とっても素敵。ちなみに最終巻まで出版されています。