【韓国】『タイタニック』(2018)感想 〜歌、オケ、舞台機構、全てに感動
続いて『タイタニック』の感想です。この公演が一番の目的でした。本当にレベルの高い舞台で、何回も見たくなる、ずっと忘れない作品になると思います。
★1月5日 20時 2階9列 シャルロッテシアター
◼︎ハーモニーについて
何と言っても、出演者の方の歌が何より素晴らしい。プロローグのメインテーマ、始まりも終わりもぴったり、厚みのあるハーモニーで本当に感動した。
特に好きだったのは、ケイト・マクガワン役のイ・ジスさんという方。力強くクリアな歌声で素晴らしかった。そして、フレデリック・バレット役のチョ・ソンユンさん。バレットは、恋人への思いを募らせ、それを通信士に託す、という役どころ。感情がこもっていてとっても素敵だった。
◼︎オーケストラについて
私が今まで観劇した中で、一番豪華な顔ぶれだった。20人くらいはいたと思うし、中でもハープがあったのが本当にびっくり。特に最後はハープあってこその音楽だったから、その美しさに聞き惚れてしまった。
◼︎舞台機構について
基本的に明転暗転なし、盆やセリの移動なし。舞台上には船のセットが大きくあり、セットは移動しない。このセットで、「沈没のシーンは演出するんだろう?」と思っていたが、見事に表現されていた。
また、非常に興味深かったのが、「光」の使い方。今作では、星空や暗い部屋の中、はたまたパーティーの様子などを光を使い表現していたのが本当に素晴らしい。限りなく制限がある中、様々な表現ができる点がやっぱり舞台の醍醐味だなぁ、と感じる。
□あとがき
言葉がわからなくても、なんとなく気持ちは伝わる。音楽も、歌も、「感動」も世界共通なのだと知った素晴らしい演目だった。
今回、初めて韓国のミュージカルを観劇したが、基本的には同じ。違う点は、以下の通り。
- チケット確認の場所(韓国は各フロアのドアごと)
- 休憩が20分
- 休憩の女子トイレがあまり並ばない(嬉しい)
基本は同じなので、楽しく観劇できた。ちなみにチケットは「Interpark」にて取得、引き換えも問題なし。これからもどんどん海外に出て観劇していきたい。