「ないものねだり」について〜吹奏楽とオケの違いより
よく、「人はないものねだりだ」「隣の芝生は青い」と言いますが、具体的にどういうことかを今回は書こうと思います。
吹奏楽とオケの違い
私は吹奏楽部とオーケストラ部、どちらも所属したことがあります。
その理由は3つあります。
1.メロディーが多い
えぇ、いわゆる「おいしい」というやつです。
やっばり根幹はここにあるのだと思います。
なんて単純、と思う方もいると思うのですが、やっぱりメロディーを吹くのは楽しいです。
でも、オケをするようになり、伴奏をすることも増えました。
そのことで、いわゆる「縁の下の力持ち」をすることによって、改めてメロディーだけではなく伴奏も大事であることを学びました。
2.楽譜上の指示の違い
また、楽譜上の指示にも違いがあると感じています。
これは、速さの設定だったり、音楽用語のことだったりするのですが…。
オケは、曲が「自由」なんです。
というのは、指揮者によって、曲の解釈が違ってくるので、指揮者次第でかなり変わってくることが多いです。
それに対し、吹奏楽は決まりが多く、指揮者によってそんなに違いはないと感じています。
つまり、オケをするときには、「指揮者頼み」になってしまうことが、私にとっては少し苦痛でした。
変化を嫌う私の性格からかもしれませんが、「えっここで速くする?」みたいなことが結構あって、それに対応できない、みたいな…。
特に本番中とかに、今までやったことないことをされると、不完全燃焼で本番が終わってしまい、もやもやしたまま。
3.「指揮者ありき」の演奏
吹奏楽でもオケでも、指揮者は必要です。
でも、オケでは「指揮者至上主義」になることが多々ありました。
頑張って練習してきても、先生が違うと言ったら変えなければならない。
吹奏楽部時代、部活で学生指揮という役割があり、その人が指揮を担当していました。
やっぱりそのときは双方で意見を言うことができたし、「みんなで音楽を作っている」感がありました。
その体験があったからこそ、「指揮者ありき」の演奏は、なぜかあまり楽しくないように感じてしまいました。
自分に技術はないことは分かっていますし、吹奏楽でも「指揮者ありき」の演奏になることもあると思います。
それでも自分の体験から比べると、上記のように感じてしまいました。
まとめ。
以上3つの理由から、「やっぱり吹奏楽に戻りたいなぁ」と思うのです。
そして、「ないものねだり」と言うのは、吹奏楽部時代には
- メロディーを吹くことなど、目立つことが好きではなかった(むしろ伴奏がしたかった)
- 音楽を作り上げることに対して、そんなに意欲がなかった
ちなみに。
「ないものねだり」で検索したら、KANA-BOONのことが出てきたので、貼ります。
*1:オーケストラを決して否定しているわけではありません。個人的な見解ですので、その点ご了承願います。