ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

【星組】『ガイズ&ドールズ』(2015)感想 その1

    先日、星組公演『ガイズ&ドールズ』見てきました!改めまして、北翔海莉さん妃海風さん、トップおめでとうございます。そして本日は大劇場千秋楽。こちらもおめでとうございます!
    今回も予習しようと思い、色々と調べたところ、この作品はキリスト教色が強いことが分かった。ヒロインのサラは救世軍*1に所属しているので。また、こちらのブログも歌詞の意味を紹介されていて、すごくためになった。→「座れ、舟が揺れる」の意味とガイズ&ドールズの解釈と解説|ノー タカラヅカ , ノー ライフ!

★9月10日 15時公演 2階14列 宝塚大劇場

    これは余談なのだが、星組だけ異様にチケット運がいいのはなぜだろう。今回も前回もセンターブロックだった。

f:id:dmnys:20150911204507j:image

今の星組ならではの作品。

    この作品は、主要4人でほぼ芝居が進んでいく作品。なので、この4人がすごく大事だと思っている。特に、ネイサンはコメディ要素が強いし、アデレイドは「14年結婚を待たされている女」という設定。しかも歌が多い。

    そんな条件がたくさんあるので、今の星組にぴったりの作品ではないだろうか。他の組では上演は難しいと思った。
 
1-1.サラについて
    風ちゃんすごくかわいかったなぁ。特にハバナでの場面。酔った場面が、本当に酔っているみたいで。ああいう風に甘える女の子ってかわいい。ギャップが大きくて、スカイも惚れる。

    また、サラは後見人がいることから、複雑な家庭なのかな、それがきっかけで救世軍に入ったのかな、と思った。また、性格が真面目だからこそ、スカイに対して嫌悪感を持っていたけど、次第に恋していく、素敵な乙女でした。

1-2.ネイサンについて
     コメディ要素が強いこの作品。雪組の『ルパン3世』のように、日にちが経つにつれ、アドリブも増え、まさに舞台の醍醐味を味わえる作品になりそう。

     そして、コメディと言えばネイサン(紅ゆずるさん)!特に公衆電話みたいな場所で、話すところの芝居が自然で、でも笑いのツボを突いてて、神がかっていた。笑いを取るとなると、感情をかなり大げさに表現しないと伝わらないことが分かって、改めてすごさを感じた。

1-3.好きな場面
    2幕のサラとアデレイドがお芝居する場面。お互い好きな人がいるのに素直になれない、複雑な感情を語り合う場面。ちなみにここでアデレイドが座る新聞の束には「95」と書いているそう。B席からは見えなかった…。

    やっぱりお二人が同期だということ、そして95期のお二人が本公演のお芝居を進めていくことに感動した。ここの舞台写真出てるので欲しい!ちなみにキャトルでは売り切れていた。

舞台装置について

    この作品は、ブロードウェイが舞台。なので、舞台装置がその背景なのです!写真で見た雰囲気が舞台で再現されていて、個人的にわくわくした。今まで見てきた中で一番好きな舞台背景。これがより「アメリカ感」を増すと思った。

こんな感じ↓
    まだ書きたいことがあるので、その2に移ります。