ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

【花組】『仮面のロマネスク』(2016) 感想 〜花組娘役の華と品が素晴らしい!

花組全国ツアー公演、『仮面のロマネスク』『Melodia -熱く美しき旋律-』観劇しました!今回は『仮面のロマネスク』の感想です。

★9月4日 12時 梅田芸術劇場メインホール3階2列


観終わった感想として、まさに「危険な関係」で、「仮面」の「ロマネスク(=情熱)」。柴田先生の作品タイトルは無駄のない、かつ本質を見抜いた名前である。

そんな中、私がこの人が素晴らしい!と思ったのは、トップ娘役・花乃まりあさんと、仙名彩世さんだった。

■メルトゥイユ夫人の「華」

退団を発表された花乃まりあさん。その「華」、そして「品」が存分に発揮された作品だった。

まず「華」。メルトゥイユ夫人は、裕福だ。それを示すように、作中では何着ものドレスが出てくる。その着こなしが素晴らしかった。特に紫のドレスが綺麗だった。

ドレスの着こなしってすごく難しくて、太りすぎても痩せすぎてもいけない。その中で品のある女性をドレス含めて着こなしているのが素晴らしい。

そして「品」。最初のセリフから度肝を抜かれた。トップ娘役ってどうしてもトップスターよりも学年が下だから、娘役さんがトップスターと対等な関係になる、というのが不思議に感じてしまう。そこを、かのちゃんの色気ある声と、芝居で魅せてくれた。

特に素晴らしかったのは最後の場面。ヴァルモンとメルトゥイユ夫人がお互い「仮面」を付けている、ということを話し合う場面。いくら強がっていても、仮面を外すともろい。そんな二面性が素晴らしかった。

■トゥールベル夫人の「品」

仙名さん(=ゆきちゃん)、素晴らしかった!ゆきちゃんは個人的に「ちゃきちゃきしてる女役さん」というイメージがあったので、今回の役はすごく衝撃的だった。

トゥールベル夫人は、法院長の奥様であることからある程度の地位を持っていて、成功している。でも、ヴァルモンと出会って、自分で隠し通していた本心を出してしまう。そのジレンマを、品があって、守ってあげたくなるような可愛らしさで演じていたのが印象的だった。

■あとがき

観終わった後、何だか『新源氏物語』と似ているな、と感じた。主人公はプレイボーイで、一人の女性の面影を追って多くの女性と関係を作っていく点だ。

あ、最後に。夏葉ことりさんの歌がすごく歌お上手だった。これからも注目していきたい。

ダイエットには、「自律」が大事〜筋トレ、そして食事管理

今月から「ダイエット」に本格的に取り組んでいます。その中で学んだことをここにまとめたいと思います。

Bloody diets...

■ダイエットのきっかけ

春から環境が変わり、ストレスでお菓子を食べることが増えた。にも関わらず、運動しなくなったため、体重が増えた。以前よりも5kgくらい増えたとき、「これはダイエットしなくては」と決意し、今に至る。

■参考にしたもの

  • 石本哲郎さんのツイッター(@ishimoto14)
  • 『やさしくわかる栄養の本』

やさしくわかる 栄養の本 健康な食事の正しい知識

やさしくわかる 栄養の本 健康な食事の正しい知識

ダイエットは春から少しずつ始めていた。しかし、今月に石本さんのツイッターを見たことが本格的にダイエットを始めるきっかけとなった。

ツイートを見れば見るほど、「栄養」についての自分の知識不足を知ることになった。そこで読み始めたのが上記の本である。イラスト付きで、分かりやすく書かれているのでオススメ。

■学んだこと

①筋トレの重要性

以前まで、ダイエットするためには「運動」さえすれば良いと思っていた。そこで始めたのがウォーキング。ウォーキングも運動で、もちろん代謝を上げるためには非常に効果的な有酸素運動である。しかし、体脂肪が多い私にはまず体脂肪を落とすため、筋トレが必要だった。

それを知って始めた筋トレ。現在、週2回ほど、1時間弱行っている。内容は、ブワイドスクワット、腹筋、ヒップリフト、内腿を鍛えるトレーニング。

また、ここで大事なのは「筋トレ1時間半〜2時間前に糖質を摂り、筋トレ後にたんぱく質を摂る」というもの。私にとって糖質は敵だったので、この考え方はとても衝撃だった。そして、運動だけでは痩せることができない、ということも学んだ。

②食べることの重要性

ダイエット初期は、食べることに対して罪悪感を抱いていた。しかし、ストレスが溜まりやけ食いをしてしまい、結局また罪悪感が生まれる。そのような負のループの中にいたのだ。

しかし、ツイッターで栄養素の大事さを知った。お恥ずかしながら、三大栄養素の内容も知らなかったのだ。そこで勉強していくうち、食べることの重要性を学んでいくことになった。

栄養素は、エネルギーになり、筋肉になる。適切な量を食べれば、太ることはない。ただ食べ過ぎると、その分が脂肪になり、溜まっていくのだ。このことから、ダイエットは食事管理であり、自分を管理することだと学んだ。

■あとがき

現在、目標体重があるので、まずそこを目指す。そして体脂肪も落として、「引き締まった身体」が最終目標である。

今月は、ダイエットの考え方を学び、とても有意義な月だった。ゴールはまだ遠いが、せっせと食事管理と筋トレに励みたい。

台湾旅行記〜オススメ小籠包、そして台湾のスーパーとは!?

夏休みに台湾に行ってきました!その様子を残しておきたいと思います。

■行天宮〜占い横町

まずは行天宮へ。ここは三国志関羽が奉られているところだ。朝の9時に行くと、観光客でいっぱい!すごく立派な建物でした。

そしてその後は占い横町へ。ここは日本のメディアで多く取り上げられており、どの店も日本のタレントさんが写った写真をお店に掲げていた。そして日本語の呼び込みがすごい…。

その中で、私も占いに挑戦した。あまり占いを信じないタイプなのだけれど、やってみると安心感があった。占い師さんは日本語が堪能な方が多いので、安心!

■京鼎樓で晩ごはん

そして晩ごはんは「京鼎樓」へ。ここは有名な鼎泰豊の暖簾分けのお店。小籠包に、エビチリに、チャーハンを頂いた。

地元の方も観光客の方も来ていたのと、そんなに混んでいなかったので穴場だと感じた。また来たら行ってみたい。

■台湾の街並み

スーパーの様子。


道端で多かったのは、バイクとコンビニ。特にコンビニはセブンイレブンにFamily Martが多かった。コンビニで晩ごはんを食べている方も多く、コンビニがレストランの役割も兼ね備えているのだと感じた。

■あとがき

主要な観光地は回れなかったけれど、台湾の人々の普段の生活を感じ取ることができた。ただ、生活していく上で「食べ物」は本当に大事。普段思っているよりも薄味なものを食べていると感じさせられた。

そして、噂に聞いている通り、台湾は親日国だった。日本語が話せる方が多いし、地下鉄にコンビニ、レストランなど日本と同じものがたくさんある。そのような意味では、台湾は初めての海外にオススメだ。

海外旅行、耳栓とWi-Fiは必須!

台湾旅行第二弾、海外旅行メモとしていくつか残しておきます。特に耳栓、Wi-Fiは海外旅行で必須でした!

Wi-Fi

■免税店でお買い物

私はYouTuberの関根りささんが大好きでよく動画を見ているのだけれど、りささんは海外に行った際、かなりの頻度で免税店でお買い物されている。その動画を見るたびに、免税店での購買欲が高まっていたのだ。

そして買ったのは下地とアイシャドウ!

日本価格:税抜 6000円 →免税店価格:5000円 →割引クーポン*1:4750円、となった。
なんと1250円お得になった!

普段はなかなか化粧品をぽんぽん買えないので、いい経験になった。

■耳栓について

飛行機のときの耳の痛み。私はこれが本当に苦手で、到着時に耳の気圧が戻るのに耐えられなかった。そんなときに出会ったのがこの耳栓。

サイレンシア フライト エアー

サイレンシア フライト エアー

いやー、耳栓でこのお値段って最初は少しびっくりした。でも、装着時の耳の痛みを考えたら、安い…か…もしれない。いや安いと言い聞かせる。

ちなみにコツとしては、離陸時と着陸時の前後につけること。私は耳栓を付けて、離陸時は何ともなかったのだけど、やはり着陸時は耳の痛みがあった。しかし、耳栓なしのときの痛みに比べれば大分軽減された。

■海外用のWi-Fi

今回、初めて海外用にWi-Fiを借りた。今回は「グローバルWi-Fi」。色々と比較して、今回は複数人でWi-Fiを使用することからこちらに決めた。

私は大容量にしたのだが、それでもけっこうギリギリ使ってしまったので、次行くときは積極的にホテルのWi-Fiを使いたい。また、モバイルバッテリーに関しては一度も使わなかったから、次回はいいかな。

■あとがき

何より助かったのは耳栓だった。もう我慢できないくらい痛かったので、もし飛行機での耳の痛みに悩んでいる方はぜひ使って欲しい。

*1:ツアーに付属していたもの。

【宙組】『エリザベート』(2016) 感想 〜シシィとルドルフの熱演に感動

やっと、念願の宙組エリザベート』観劇してきました。私が宝塚にはまった第二のきっかけがこの作品で、映像を何回も見ていました。そんな大好きな作品、生で見ることができ大感激です!

Mallorca -casa s'Estaca retrato de Sissi (siento el reflejo)

■コーラスが「熱い」!

今までの公演を見て、宙組、と言えばコーラスだと感じてきた。それがこの作品では本当に素晴らしかった。というのも、エリザベートでは影コーラスに上級生のお名前が入っているではないか!?!?*1

そのため本当に素晴らしかった。やっぱり特徴的なのはプロローグ。鳥肌が立った。憧れの作品過ぎて、言葉が出ないほど感動した。

■シシィの一生

私は映像を見ていたものの、実際生で見るとシシィの出番が多かった。私の感覚で言うと、シシィ>トート>フランツ、のように感じた。

そしてそのシシィを演じたのが実咲凜音さん。シシィは主に幼少期、中間、そして老年期と分けられるが、全部素晴らしい。(贔屓目で言葉が出てきません)

幼少期のシシィは愛らしい。自由が好きで、自然が好きで、誰にも縛られたくないというシシィの根底にあるものがここで形成されたのだということが分かる。
また、私は、直近のエリザベートを見て、まりんさん(悠真倫さん)のマックスが大好きになった。憎めない父親で、「シシィ」の呼び方が味があるのだ。

そして、中間。ここは何と言ってもみりおんのドレス姿が美しい。鏡の間のドレスはもちろん、私が好きなのは「エーヤン、ハンガリー」の三色旗のドレスである。

そして、老年期。ここで私が素晴らしいと思ったのが、ルドルフの棺に寄り添う場面である。詳しくシシィとルドルフは似た者同士、自由に生きたいと願う人間だったけれど、結局シシィはルドルフを見捨てる結果になってしまった。

あんなに愛していた息子が亡くなった、しかも一因は自分にある、その悲しみ、悔しさという強い感情があの一場面に凝縮されていたと感じる。

■ルドルフの熱い演技

そして、私が一番感動したのがルドルフ役の澄輝さやとさん。今回、ルドルフ役は3人の方が役替わりで演じられていた。

ルドルフは2幕からしか出番がない。それにも関わらず、非常に印象的だったのはあっきーさん(澄輝さやとさん)の演技によるものだろう。

母親に見捨てられた、という落胆。そこからトートに「もしかしたら皇帝になれるかもしれない」と言われてからの嬉しそうな表情。そこからの悲しい結末。

あの短い出番で、たくさんの感情を表して、こんなに心揺さぶるなんて、本当に感動した。パレードでも目が離せなかった。おそらくあっきーさんにとってこれは当たり役なんだろう。

■あとがき

私は感動すると、言葉が出ずに涙がポロポロ出そうになる。それが今回の宙組エリザベートだった。プロローグを見たとき、パレードを見たとき、「これは夢なのかな」と信じられなかった。

それくらい憧れの作品で、そして素晴らしいキャストで私は大満足。叶うならばもう一度見たい、けれど大人気公演のため、このまま心にしまっておきたい。

*1:プログラム参照

【雪組】『ローマの休日』(2016) 感想 〜雪組娘役ダンサーがすごい!

雪組公演『ローマの休日』観劇してきました!束の間の、甘酸っぱいラブストーリーはトップコンビにぴったりで、幸せを与えてくれる作品でした。

La Bocca della Verità


★8月13日 16時30分 梅田芸術劇場メインホール 3階1列

■映画版と舞台版の違い

この作品は、名作と言われている『ローマの休日』の舞台版である。私は事前に映画を見ていたのだが、やはり違う点がいくつかあった。

その中でも、舞台版で特徴的だったのは、ジョーとアーニャを「自由を求めている人物」として重点的に描いているところである。

特にジョー。歌の中で、「アメリカに行きたい」という歌詞があったり、実際アーニャのスクープ記事を売ったお金でアメリカに行こう、と言っているのがすごく特徴的だった。

■アン王女の品格

「気品ある女性」を演じたらピカイチだと感じた、咲妃みゆさん。王宮から抜け出して、1日を過ごす場面でも、品が失われない。

王女はお辞儀をしない。袖にはける時も絶対に頭をかがめていなかったのがすごく特徴的だった。

■小芝居、そしてダン

この作品は役が少ないため、後ろで行われている小芝居にとても目が行ってしまう。

ジェラート屋さん(桜路薫さん)だったり、カフェの店員(透真かずきさん)だったり、カフェの客(朝風れいさん)。主要な登場人物ではないが、すごく楽しませてくれた。

そして特筆すべきは羽織夕夏さん!!!新聞社の場面で「あのキレッキレダンスは誰!?しかも紫のスーツで色っぽい!!」と私はオペラグラスを離せなかった。

それからというもの、出てくる度に探してしまい、次回のショーが楽しみ。沙月-笙乃-羽織の雪組娘役ダンサー*1に今後とも目が離せない!

■あとがき

甘酸っぱいローマの休日、見ているだけで心がほっこりさせてくれる作品でした。

*1:沙月愛奈さん、笙乃茅桜さん、羽織夕夏さん

【和牛】初NGK単独『10周年の新ネタラッシュ!!』感想

和牛のなんばグランド花月・初単独ライブ、『10周年の新ネタラッシュ!!』行ってきました!

Namba.

★8月5日 なんばグランド花月 2階GG列

■舞台衣装について

舞台の上には、今までの衣装が4着ずつイラストで描かれたパネルがあった。特に、私がお二人を好きになった時期の衣装もあって嬉しかった!黒スーツのものなのですが、懐かしい。

そして開演すると、お二人の衣装は新調されたものだそう。こちらのつぶやきが見やすい。↓

贔屓目なのだけど、涼しげだ!!かっこいい!!おしゃれ!!よく見てみるとお二人とも水玉模様だ!!

■ネタについて

内容は漫才にコントに、そしてVTRに盛り沢山の約2時間半。ネタの中では、水田さんの「こじらせっぷり」が盛大に披露されていたけど、一番好きなのは最初のネタだった。

このネタでは、水田さんが「お嬢さんと付き合っているモテ男」の設定なのだけど、それが面白くて大笑いしてしまった。2階のバルコニーからこっそり会うとか、面白くて素敵だった。

また、BKBさんが和牛に書き下ろしたネタ、ロボット家電のネタ、旅館のネタなど盛り沢山。

■VTRについて

水田さんが川西さんの実家に行く、というもの。その中で川西さんのお父さんが和牛の漫才のことを「演歌」と表していたのが印象的だった。

また、舞台上にあるパネル「和牛」「10」は川西さんが筆になって書かれたとのことで、その様子もあった。ちなみに最初の単独も同じことをされたそうで、最初の単独に来られたお客さんがこの日も何人か来られていた。

■あとがき

VTRの中にもあったけれど、将来の夢で「老人になっても漫才を続けること」とおっしゃっている姿が素敵だった。お笑いが好きで、コンビがお互いに仲良しで、そんなお二人の姿を見ることができて幸せだった。

最後に、入場者特典のフォトブック。仲良し感満載で素晴らしいのだけど、「あれ…これはアイドルの写真集かな?」と思わせるキラキラっぷりだった…よ…そんなところも好きだ!