【コンサート】京響×田代万里生さん×白羽ゆりさんコンサート 感想(2017) 〜ミュージカル×オケの豪華な演奏
『京響クロスオーバー ミュージカル×オーケストラ』、京都市交響楽団と田代万里生さん・白羽ゆりさんが出演されたコンサートに行ってきました!
★12月23日 15時 1階17列 ロームシアター京都
当日のセットリストはこちら。
アンコール
1.田代万里生さん、白羽ゆりさん『夜のボート』(エリザベート)
2.田代万里生さん『すべての山に登れ』(サウンド・オブ・ミュージック)
■京都市交響楽団、大編成でのミュージカル音楽に感動
今回、オケのみの演奏が、『アンダー・ザ・シー』(リトル・マーメイド)と『プロローグ/我ら息絶えし者ども』(エリザベート)だった。特に後者のエリザベートの曲は感動。このコンサートのために編曲されたとのこと。個人的には、この曲が本当に大好きなので、オケが演奏している間も頭の中で歌詞がずっと流れていて、エリザベートの世界に戻れたようだった。
また、ミュージカルの名曲をフルオケで聞くと、本当に上品で豪華だった。ミュージカル音楽がフルオケにしない理由として、金額的な面もあると思うけれど、理由として作品とオケの良さである上品な音が合わないからかもしれないのかな、と感じたのであった。
■白羽ゆりさん
初めてお姿を拝見した!私が初めて知ったタカラジェンヌがとなみさん(白羽ゆりさん)だったので、今回行けて本当によかった。今回は2部からのご出演だったのだけれど、出てくるまで「今日はどんなドレスかな」ととても楽しみにしていた。そしていざ出演されると、真っ白のドレスに、きらきらしたアクセサリー、本当に美しかったです…!!そしてお辞儀や、ドレスの裾を持つ所作が美しい。袖へ捌けるときに田代万里生さんに手を取ってもらって歩くときの姿も美しかった。
そして、となみさんの歌の中では『私だけに』(エリザベート)がとても素晴らしかった。この曲は、シシィが堅苦しい王宮の中で、自我を見つけ、皇后として強く生きていく、ということを歌っている。その力強さ、そして皇后としての凛とした美しさ、まるでシシィがそこにいたかのようだった。
■田代万里生さん
『エリザベート』ぶりに拝見した。金髪の坊主姿で登場してきたときには一瞬びっくりしたけれど、歌にMCに田代万里生さんの人柄が現れていて、とても素敵なコンサートになっていた。特に何度もオケの皆さんを紹介されていて、とても優しい人なんだな、という印象を受けた。
歌は、「あの声」(リトル・マーメイド)が特に素晴らしかった!(全部すごかったけど)田代万里生さんって正統派の皇族のような役がぴったりだな、と感じた。あのクリアで、心にすっと入ってきて、音域がテノールで、まさにエリックにぴったりだった。なかなか東宝系では正統派プリンスみたいな役はないから、ディズニー作品の吹き替えとかで聴いてみたいな。というか「あの声」をするなら、「一歩ずつ」も聴きたかった!
■あとがき
本当に豪華なコンサートだった。キャパ的にもこれくらいのホールが一番いいかも。個人的な後悔としては、オペラグラスを忘れてしまったこと。コンサートだしいいかな、と思ったのだけれど、やっぱり役に入ったときの表情をもっと見たかった、次回は忘れないようにしたい。ぜひ継続的に行ってください、絶対行くので!