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ろぐりずむ

主には宝塚の感想。他のミュージカルも観ます。

【花組】『ME AND MY GIRL』(2016) 感想 〜サリーのシンデレラストーリーに乾杯!

花組公演『ME AND MY GIRL』観劇してきました!1ヶ月ぶりなのにすごく懐かしく感じる大劇場、笑いがいっぱいのハッピーミュージカルでした。

★5月1日 11時 2階11列 宝塚大劇場

■音楽について

花組のコーラス力が素晴らしい

私は、花組を『新源氏物語/Melodia』→『アーネスト・イン・ラブ』という流れで見ているのだが、今作冒頭のコーラスに驚いた。やはり役が少ない分、歌う人が増えたからか、声の圧力や声量がとても素晴らしかった。

オーケストラにも注目!

今作は、1幕と2幕で指揮者の先生が違う。1幕は佐々田愛一郎先生、2幕は清川知巳先生だ。

そして、2幕は本編が「なめらか」で、フィナーレが「メリハリを付けた音楽」のように感じた。だから私は2幕の音楽の方が好みである。本編を通して同じメロディーはたくさん出てくるので、オーケストラの面でも違いを楽しめる作品となっていると感じる。

■キャスト編〜Aパターン

「シンデレラストーリー」を歩んだサリー

「一度ハートを失くしたら」「顎で受け止めて」など、名曲揃いのサリー。花乃さんのサリーは“悲しいけど、それを必死に隠そうとする明るさ”に泣けた。

今回一番感動したのはサリーの変身場面。綺麗だった。この場面で「来て良かった!!」となった。その場面を見た時に、サリーがビルにお似合いの立派なレディになった嬉しさと、階級を跨ぐ困難を同時に感じた。

今作ではサリーに「レディに憧れた、でもなれない」というような台詞がある。だからこそヘアフォード家に行った時、人一倍嬉しかったのだろう。また、マリアに“ビルと別れなさい”と言われた時は、すごく悲しかったのではないかな、と感じた。

意志を貫いたマリア

べーちゃん(桜咲彩花さん)のマリア、頑固な役作りで素晴らしかった!!

本当に、お芝居も歌も最高!いつの間にこんな素晴らしい女役さんになったんだ…。特にパーチェスター(鳳真由さん)の歌を途中で止めるところが最高。

マリアも女性だから、サリーのビルと一緒にいたい気持ちを分かっているのだろう。しかし、兄が不祥事を起こしたために、自分のときは絶対にそんな真似はできない、そんな思いから頑固な性格になったのだろうか。憎めない役作りだった。

アドリブ満載…の予感

今回は3日目だったので、これから回を重ねるにつれてアドリブも増えていくだろう。

私が好きなのは、ビルが図書室で虎のぬいぐるみと話す場面だ。ビルが虎を腹話術の人形のように見立てたり、「怖いね〜」と話しかけたりする様子がすっごく可愛かった。

■あとがき

今作は2パターンあること、またアドリブも増えることからまさに「同じ舞台はない」ことを感じさせる作品になると感じる。

そして、久しぶりの花組。やっぱり花組を見るとなぜか安心するので、これからも応援していこう。